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木名瀬 栄; 吉澤 道夫; 野口 宏
Journal of Nuclear Science and Technology, 37(12), p.1103 - 1107, 2000/12
モンテカルロ計算及び実測により日本原子力研究所東海研究所に設置してある全身カウンタの計数効率を評価し、水ブロックファントムに対する全身カウンタの計数効率曲線を決定する計算法を検証した。その結果、300keVから1461keVの光子エネルギー範囲において計数効率曲線が得られた。662keVから1461keVの光子エネルギー範囲においては、計算値と実測値は良く一致し、計算による全身カウンタの計数効率曲線の決定方法が検証された。また、662keVの単色エネルギー光子の計数効率において自己散乱成分寄与が、約7%であることがわかった。
木名瀬 栄; 吉澤 道夫; 桑原 潤; 野口 宏
KEK Proceedings 2000-20, p.31 - 40, 2000/12
本研究では、全身カウンタによる放射性物質の人体内負荷量測定について、電磁カスケードモンテカルロ計算コードEGS4を適用し、全身カウンタの校正手法の妥当性、人体内放射能分布変化に伴う全身カウンタの応答変化、全身カウンタによる人体放射能評価の体格補正法を明らかにした。
木名瀬 栄
Journal of Nuclear Science and Technology, 36(10), p.952 - 956, 1999/10
被引用回数:3 パーセンタイル:28.69(Nuclear Science & Technology)全身カウンタを用いた人体内カリウム-40量評価の体格補正について、モンテカルロ計算を行い、補正因子とした人体表面積と全身カウンタの計数効率の関係を定量的に調べ、日常の放射線管理に用いる体格補正式を作成した。また、その体格補正の適応性を調べるため、さまざまな体格を有する日本人成人男子の体内に含有するカウリム-40量について、全身カウンタ及び体脂肪計を用いた実測により求め比較した。その結果、全身カウンタにより評価した体内カリウム-40量と比較的良く一致することがわかった。なお、シミュレーション計算により求めた、カリウム-40を含有するファントムについての全身カウンタ計数効率及び応答関数は、実測結果を非常に良く一致し、計算の妥当性が検証された。
木名瀬 栄
KEK Proceedings 99-15, p.76 - 81, 1999/00
内部被ばくモニタリングに用いる全身カウンタは、人体内に摂取された放射性物質の沈着部位の特定とその放射性物質の定性定量評価を行うことを目的としている。したがって、全身カウンタによる放射性物質の人体内負荷量測定には、スペクトル測定のできる測定器を用い、適切な校正による計数効率を求めておく必要がある。しかしながら、計数効率の光子エネルギー依存性(計数効率曲線)は、校正に用いる物理ファントムの個数制約のため、実測による校正が困難であり、物理ファントムを必要としない計算等による作成が必要である。今回、測定実務に必要な光子エネルギー範囲において、物理ファントムに対する全身カウンタの波高分布をモンテカルロ計算により求め、計数効率曲線を作成し、計数効率に対する多重散乱(特に、物理ファントムからの散乱線)の寄与について解析した。
木名瀬 栄
Journal of Nuclear Science and Technology, 35(12), p.958 - 962, 1998/12
被引用回数:5 パーセンタイル:44.27(Nuclear Science & Technology)モンテカルロシミュレーションにより、経口摂取された放射性セシウム-137の人体内分布に対応する全身カウンタの応答について解析した。また、全身カウンタの計数効率の変化に伴う内部被ばく線量推定の不確実性について検討した。全身カウンタの計数効率は放射性セシウム-137の人体内分布に大きく依存し、その計数効率の変化による内部被ばく線量推定の不確実性は最大で係数3程度になることが判った。また、モンテカルロ計算による全身カウンタ校正の実行可能性を調べるため、放射性セシウム-137を含有した簡易幾何形状モデル/ファントムについて、計算及び実測により全身カウンタの計数効率を求め比較した。その結果、計算値は実測値と非常に良く一致し、計算による全身カウンタの校正の妥当性が検証された。
大石 哲也; 吉田 真; 水書 利雄; 須郷 高信
IRPA9: 1996 International Congress on Radiation Protection, Proceedings, 3, p.44 - 46, 1996/00
通常用いられているダストモニタの校正線源は、放射能層とバッキング材から構成される。しかし、実際のろ紙は線を透過するため、ろ紙後方の構造物により散乱された線が検出器の計数効率に影響を及ぼすと考えられる。この影響を考慮して検出器の校正を行うため、イオン交換膜線源を適用してろ紙模擬線源を作製した。これまでに、この方法で作製したCoおよびCs線源について、その特性を評価した。今回はさらに、Sr+Yろ紙模擬線源を作製し、線源の自己吸収、放射能の離脱、後方散乱の影響等の特性を評価した。これらの評価から、本線源を用いて検出器の校正を行うと、管理対象核種が特定できる施設においてはより現実的な校正が可能となることを確認した。
桜井 健; 根本 龍男; 大部 誠; 中野 正文; 小林 圭二*; 宇根崎 博信*
JAERI-M 93-153, 50 Pages, 1993/08
高速炉臨界実験装置FCAにおいてU核分裂率とU捕獲反応率の絶対値およびこれらの反応率比を箔放射化法で測定するために、ゲルマニウム半導体検出器の校正実験を行い、実効的な線計数効率を求めた。各計数効率の決定は、互いに独立な2種類の校正手法を使用して行った。校正に大きな系統誤差が含まれないことを検証するために、得られた計数効率間の比較を行った。U核分裂率に関しては、核分裂計数管を使用する校正手法と熱中性子断面積に基づく校正手法を適用した。U捕獲反応率に関しては、Am-Np線源を使用する校正手法と熱中性子断面積に基づく校正手法を適用した。相互比較実験の結果として、各反応率の絶対値を測定するため計数効率に関しては、校正手法間で1.5%以内の一致が得られた。反応率比を測定するための計数効率比に関しては、校正手法間で1%以内の一致が得られた。
五藤 博; 春山 滿夫; 河村 敏秀; 高瀬 操*
KEK-PROC-91-5, p.116 - 124, 1991/07
すべての相隣子中性子検出パルスの時間間隔分布を計数記録する方式のパッシブ中性子法について、製作した検出装置および検出法の原理を説明し、ついで、実験結果を紹介し、最後に、検討結果を述べた。検討内容は、(1)モンテカルロ法による中性子検出効率の計算と実験結果の比較、(2)組合せ理論による同時計数効率の計算と実験結果の比較である。中性子検出効率の計算は、MCNPによって行い、実験結果とよい一致を見た。組合せ理論による同時計数効率の計算は、計数率が大きい場合を除いては実験結果とよく一致した。計数率が大きい場合には、確率過程論にもとづいて導いた理論式が、実験結果をよく説明した。
五藤 博; 春山 滿夫; 河村 敏秀; 高瀬 操*
放射線検出器とドシメトリィ, p.41 - 43, 1991/00
この報告では、まず、製作した検出装置および検出法の原理を説明し、ついで、実験結果を紹介し、最後に、検討結果を述べる。検討内容は、(1)モンテカルロ法による中性子検出効率の計算と実験結果の比較、(2)組合わせ理論による同時計数効率の計算と実験結果の比較、(3)確率過程論による時間間隔分布の計算と実験結果の比較である。中性子検出効率の計算は、MORSEおよびMCNPによって行い、いずれの結果も実験値の約1、3倍になっている。組合わせ理論による同時計数効率の計算は、計数率が非常に大きい場合を除いて実験結果とよく一致した。また、時間間隔が計算できるようになって、実験結果が詳細に検討できるようになった。
滝上 誠*; 藤井 張生*; 石河 寛昭
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 227, p.571 - 575, 1984/00
被引用回数:7 パーセンタイル:69.81(Instruments & Instrumentation)液体シンチレーション計数装置を使用した場合のチェレンコフ計数法の最大の欠点は計数効率が低いことである。この欠点を除去するために、波長変換体としてPPOを用いると、強い指向性を有するチェレンコフ光が等方性の蛍光に変わり、計数効率が著しく向上することを見出した。
馬場 澄子; 鈴木 敏夫
Journal of Radioanalytical Chemistry, 29(2), p.301 - 308, 1976/02
Euは、Ge検出器の計数効率補正用標準線源として有用であることが知られているが、もっとも低エネルギーで分岐比の高い122KeV線の放出率のみは、まちまちな値が報告されている。本研究では、同軸型ゲルマニウム検出器の相対的な計数効率曲線を、Am,Co,Hg,Cs,Ba,Se,Yb,およびIrの線測定によって求めた。これを用いて、Euの低エネルギー線、特に122KeV線に重点を置いて、それらの相対放出率を測定し、Euの標準線源としての利用価値を高めることを志した。